メンテナンス・レジリエンスTOKYO2022
7月20日(水)から7月22日(金)に掛け、東京ビックサイトて開催されたメンテナンス・レジリエンスTOKYO2022の雰囲気をお届けします。
メンテナンス・レジリエンスTOKYO2022は、第47回 プラントメンテナンスショー、第15回 インフラ検査・維持管理展、第8回 建設資材展、第10回 事前防災・減災対策推進展、第7回 i-Construction推進展、第9回 無電柱化推進展、第5回 再資源化・産業廃棄物処理・解体技術展、第3回 地盤改良展、第1回【交通インフラ設備機器展】、第8回 国際ドローン展、以上10展示の複合展示会です。
午前11時頃の受付の風景です。2箇所目でもあり、来場者は密集していませんでした。
(株)IHIが展示していたUAVを、象徴的な展示として撮影しました。後ろ側の2本の羽根はアームごと立ててあります。手前側で写真中央にある羽根は、本体と重なっていて判読できません。本体の両脇にも羽根を備えています。それぞれ上下に二枚の羽根を備え、合計十二枚で揚力を稼いでいるようです。
物流用で、40kgのペイロードです。
ブルーイノベーション(株)は、メンテナンス用UAVを展示していました。狭隘な空間での利用を想定し、被写体に近接できるように衝突防止用SLAMは使用せず、網で全体を覆う構造にしているとのことです。
同社の開発は、物流と点検が主流となり、法律議論が多い物流は避け、プラントメンテナンスショーに出展したとのことです。
(株)NTTドコモで見せてもらったSkydio社製Skydio 2+の充電器かつ離着陸場です。白い模様が、位置合わせの模様です。
LTEを用いたUAVとの通信についても教えてもらいました。
大浦工測(株)では、NavVis社製のVLXを展示していました。導入して1年弱で、プラント系からの引きが多くあるそうです。
ファロージャッパン(株)では、古民家のきれいな色付き点群を展示していた(写真左端)。レーザスキャナとカメラのキャリブレーション、いろいろな方向からの観測値の統合方法についても、聞きました。
鳥取県の40人規模の測量会社アイコンヤマト(株)では、3次元点群から深層学習を使用した図化システムを展示していました。図化とは、公共測量標準図式に従ったような地形・地物の取得です。
開発担当者とは話せなく、正確なところは分かりませんが、かなりな挑戦的な取り組みですね。成長が期待されます。
(株)日本海コンサルタントは、橋梁を簡易的に診断できるサービス(Dr. Bridge)を展示していました。写真と関連情報をアップすると、AIが診断し、結果が報告されるサービスのようです。橋梁数が多いため、本格的に検査する橋梁の絞り込みに利用されることが意図されているようです。各地の測量会社と提携されるのもいいかもしれません。
(株)パスコは、橋台と橋桁の隔離から、日常的でない変位を、遠隔で監視するサービス(Infra Eye)を展示していました。人手による点検の削減が意図されているようです。
監視結果に基づき、交通の制御などが付帯サービスとしてあれば、測量会社として競争力が高まるように思いました。
NTTインフラネット(株)の展示で、MMSを使用した電柱やマンホールといったインフラ設備に関するサービスを展示していました。NTTとしての強みを活かした取り組みのようです。
GISの黎明期と同様に、公共設備の調査への参入が、一挙に増えた感があります。
(株)インフォマティックスの展示です。GISの開発・販売を主とする企業ですが、測量メーカのような展示で、時代の変化を感じました。
写真は、バイクをプラットフォームとするMMSです。幹線道路以外なら、このようなコンパクトなMMSが有効かもしれません。
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