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284 UAVレーザ測量による断面観測範囲

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  UAVレーザ測量は、低高度から観測されることから、その断面観測の範囲は3つに分けることができます。  この3つのパターンを踏まえて計測計画を立てることで、効率的なレーザ観測ができます。  i地図通信284条では、この3つのパターンを踏まえた対地高度や対地速度との対話を配信しました。

283 ジグザグ断面計測(スキャン)による計測点間隔に基づくUAVレーザ計測の諸元計算

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  UAVレーザ測量システムでは、レーザスキャナの計測方式はメーカあるいは製品によって異なります。そこで、航空レーザ測量システムを例に、計測点間隔に基づく計測諸元を説明します。  航空レーザ測量システムは、ほとんどの機種が下図と同様にジグザグのスキャンによって断面観測します。  そのため、飛行方向と飛行直交方向では、計測点間隔は異なってきます。また、飛行方向でも飛行直交方向でも、機体の直下とスキャンの端では計測点間隔が異なってきます。どこの計測点間隔が基準になるのか決めなければ、検討ができません。  ここでは、機体の直下を基準とします。  最初に、地表面で求められる計測点間隔が与えられます。これを実現するために、UAVの対地速度や対地高度、レーザスキャナの照射数やスキャン数(断面観測数)等を決めることになります。  飛行方向は、単純です。レーザスキャナで設定できる観測断面数が与えると、飛行速度(対地速度)が一意に決まり、全ての諸元(観測断面数と対地高度)が決定できます。  飛行直交方向では、最初にレーザスキャナで設定できる観測断面数と照射数を与えると、観測断面幅が計算できます。なお、ジグザグ断面計測は、平面鏡がシーソーと同じ動きをし、全ての照射が地表面を観測するようになっています。360度回転していて、その一部で地表面を観測させているわけではありませんので、注意が必要です。  観測断面幅が得られれば、レーザスキャナで設定できるスキャン角(観測断面角)を与えることで、先に得られた観測断面幅で、目的とする計測点間隔となる対地高度が算出できます。  以上で、計測点間隔に必要となる全ての計測諸元が得られることになります。  最初に書いたように、UAVに搭載されているレーザスキャナの観測方式はさまざまですので、それに応じて計算する必要があります。  計測を計画するソフトは、用意されているでしょうが、どのように計測点間隔が決まっていくかを知ることは、最適な計測計画に役に立ちます。  i地図通信283号では、計測諸元との対話を配信しました。

279 選点八分、観測・計算二分

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  先日、測量の先達に「選点八分」という基準点測量の言葉を教えてもらいました。土木でいうところの「段取り八分、仕事二分」ですが、基準点測量らしい表現でうならせられました。後の二分は「観測・計算」というところでしょうか。  作業計画がしっかり決まっていれば、仕事は円滑に流れていくという意味です。  公共測量 作業規程の準則でも、同じ考え方が取り組まれています。第1編総則の第11条で基本的な項目の立案が求められるとともに、測量方法を規定した各章の作業計画に工程別に作成することが規定されています。「工程別に作成する」とは、各工程に規定されている項目の実施方法を作業計画時に立案し、後は確実にそれが実行されているかを精度管理することを意味します。途中で、方法や仕様を変更しなければならないことは、「負け」を意味します。  このことは、建設業法にも見ることができます。同法第20条第4項では、見積を取得する際に具体的な工事の内容を提示することを求めています。具体的な作業内容が提示できなければ、提案型の発注とし、採択後に具体的な内容と見積り合せを行い、発注されることになるでしょう。   i地図通信279号では、UAVレーザ測量第449条(作業仕様書の計画機関による承認)との対話を配信しました。

271 外的要因による計測諸元への影響

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  計測諸元は、計測点間隔と地形起伏等から決定されます。  しかしながら、計測諸元に影響する外的要因があり、これらへの配慮が必要です。  i地図通信271号では、計測諸元の外的要因との対話を配信しました。

270 計測諸元では満たされない箇所への対応

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   当然のことながら、測れないところは測れません。   一方、UAVレーザ測量の測れないところはあまり知られていません。     i地図通信270号では、UAVレーザ測量の補備測量との対話を配信しました。

269 最適な観測コースの計画に向けて

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 計測点間隔を決める被射体(レーザ観測対象物)の要件を、下表のとおり整理しました。これに基づいて観測コースを計画します。  i地図通信269号では、計測点間隔を決めるための被射体由来の要件を踏まえ、最適な観測コースとの対話を配信しました。

268 計測点間隔を決める要件

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 計測点間隔を決めるシステム由来と被射体由来の要件を整理すると、図のように整理できます。  i地図通信268号では、これまで注目されてこなかったシステム由来の要件との対話を配信しました。  

267 計測点間隔が、計測諸元を決める。

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  航空レーザ測量とUAVレーザ測量では、地形起伏や地物形状に対する相対的な関係が大きく異なります。  地形起伏や地形形状は、UAVレーザ測量の方が大きな影響となって現れます。  UAVレーザ測量における計測諸元の決定には、より詳細な検討が必要です。  計測諸元には、システムに由来するものと被射体に由来するものがあります。  ここでシステムとは、GNSS/IMUやレーザ測距儀などの測量儀とUAVとで構成されるものをいいます。  被射体とは、地形と地物をいいます。  i地図通信267号では、UAVレーザ測量の計測諸元を決定する枠組みとの対話を配信しました。