184 革新的な立体視装置が現れる。
技術の進歩のすごさに驚かされることが、ままあります。下の写真の右端に写っている英国Vision ENGINEERING社製の立体視装置Contourもその一つです。G空間Expo2022の会場に展示されていました。 Contourのすごさを写真で分かってもらえるのは難しいのですが、上の写真は何も表示していない状態です。真ん中にあるのは、会場の天井が蛍光灯と共に写った凹面鏡です。 この凹面鏡に、Contourと書かれた場所から立体画像を投影し、その反射でできた二つののぞき穴ように見える黒い幕が、アナログ図化機でいうところの双眼鏡になります。この双眼鏡が空中に投影され、人は立体メガネを掛けることなくのぞき込むことで立体視をすることができます。 メガネを掛ける煩わしさがなく、変更や高速シャッタによる画像のちらつきもありません。アナログ図化機で、綺麗に写った立体写真を見ている感じです。 値段が安ければ、お勧めなのですが、きっと医療分野など、付加価値のある分野でしか使われないんでしょう。本命は、次号で対話するVRゴーグルでしょう。 i地図通信185号では、革新的な立体視装置と対話しました。