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169 地形測量の次のステージ

 レーザは、20世紀最大の発明と言われます。  普通の発明が自然に存在する現象の一部から生み出されるのに対し、レーザは自然界に存在しない全く新しい状態を作り出した、からと言われます。  ご存じのとおりレーザは、測量にも大きく貢献し、地形の測量精度を大きく向上させ、ハザードマップ作成等、社会的な大きな貢献をしました。  ただ、次のステージに進む時期が来たようです。このことは、国土交通省が進める3次元都市モデルの整備Project PLATEAUが示しています。単なる3次元の観測点の集まりではなく、地物も含め意味を持つ図形として図化されようしています。  3次元の図形による地形図表現が、どのような技術によって達成されるのかは、これからの研究でしょう。  i地図通信169号では、航空レーザ測量によるDSM(Digital surface model)から屋根の形状図化と対話しました。 

113 今の時代、データファイル変換プログラムを自分で作りますか?

  データファイル変換プログラムを自分で作る時代ではなくなっているでしょう。  調べた結果、CityGMLを読み込めるソフトとして、次のものが見つかりました。  ・AutoCAD 3D (米国Autodesk社製の3次元CAD)  ・FME Desktop(カナダSafe software社製のファイル交換ソフト)  ・MapInfo(米国Precisely社製のGIS)  ・PC-MAPPING(株式会社マプコンのGIS)  ・SIS(株式会社インフォマティックスのGIS)  CityGMLに出力できるソフトは、次のとおりでした。  ・AutoCAD 3D(前掲)  ・FME Desktop(前掲)  通常、変換プログラムをベンダーが作成する際は、入出力を同時に作るのが標準的でしょうから、少し異常ですね。出力が極端に少ないのは、少し異常ですね。  実際、出力できるというソフトでも、不安が拭いきれません。  i地図通信113号では、CityGMLの入出力可能なソフトと、課題があった場合の対策と対話しました。

111 測量は三次元なれど、三次元地形図作成は苦手なり。

  Project PLATEAU(プラトー)のデータ仕様を規定するi-都市再生技術仕様案(i-UR)は、CityGMLの亜種仕様で、CityGMLで規定するLOD1でのデータ整備を推奨しているようです。  LOD1は、どのような仕様かというと、地形に貼り付いた道路や鉄道といった地物は地形から高さを与えます。建物は、基盤は地形から、屋根は航空レーザ測量や航空写真測量によって得られる標高により箱型に立体化されます。  地形図のデジタル化が始まった頃に試行されたものと同じです。  LOD2移行では、より現実的な形状で規定されていますが、測量に基づく作成は非常に高価になるでしょう。例えば屋根は、ひとつひとつの面に分け、それぞれの境を図化し、そこから面をつくるといった、デジタル化の初期と全く同じ作業方法を取り入れざるを得ません。ここの部分の技術は、実用化のレベルには到底及ばないからです。  i地図通信111号では、三次元地形図の立体表現は、ちょっと情けないのですが、CGソフトで作ったがいいかも、という対話に落とし込まれました。

105 CityGMLって、PLATEAUって、何?

 レーザ測量の特徴は、高密度の三次元点群で、測定対象物を表現できることです。その有効な適用範囲は、次の2つではないでしょうか。  ひとつは、堆積の算出。主な用途は、土木工事等の土量計算で、地形や地物の形状変化にも適しています。  二つ目は、三次元表現。主な用途は、土木で言えば、景観表現で、設計した構造物を三次元で表現する際の背景として利用されます。また、地形表現は広く活用されているところで、特に微地形の表現は、洪水ハザードマップや土砂災害防止対策といった災害対策に活用されています。さらに、近い将来、写真との重ね合わせの精度が向上すれば、立体写真に変わる標準的な風景の三次元表現になるのではないでしょうか。  国土交通省は、20年以上にわたってレーザ測量による三次元点群を活用していますが、今、次のステージへ行こうと試行しているようです。それは、Project PLATEAUであり、CityGMLであり、これらによって新たな現実世界の三次元表現によって、よりよい社会の構築に進もうとしているようです。  本日から、Project PLATEAUとCityGMLという切り口で、9回にわたるi地図通信の配信を開始しました。