105 CityGMLって、PLATEAUって、何?

 レーザ測量の特徴は、高密度の三次元点群で、測定対象物を表現できることです。その有効な適用範囲は、次の2つではないでしょうか。

 ひとつは、堆積の算出。主な用途は、土木工事等の土量計算で、地形や地物の形状変化にも適しています。

 二つ目は、三次元表現。主な用途は、土木で言えば、景観表現で、設計した構造物を三次元で表現する際の背景として利用されます。また、地形表現は広く活用されているところで、特に微地形の表現は、洪水ハザードマップや土砂災害防止対策といった災害対策に活用されています。さらに、近い将来、写真との重ね合わせの精度が向上すれば、立体写真に変わる標準的な風景の三次元表現になるのではないでしょうか。


 国土交通省は、20年以上にわたってレーザ測量による三次元点群を活用していますが、今、次のステージへ行こうと試行しているようです。それは、Project PLATEAUであり、CityGMLであり、これらによって新たな現実世界の三次元表現によって、よりよい社会の構築に進もうとしているようです。

 本日から、Project PLATEAUとCityGMLという切り口で、9回にわたるi地図通信の配信を開始しました。

 

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