111 測量は三次元なれど、三次元地形図作成は苦手なり。
Project PLATEAU(プラトー)のデータ仕様を規定するi-都市再生技術仕様案(i-UR)は、CityGMLの亜種仕様で、CityGMLで規定するLOD1でのデータ整備を推奨しているようです。
LOD1は、どのような仕様かというと、地形に貼り付いた道路や鉄道といった地物は地形から高さを与えます。建物は、基盤は地形から、屋根は航空レーザ測量や航空写真測量によって得られる標高により箱型に立体化されます。
地形図のデジタル化が始まった頃に試行されたものと同じです。
LOD2移行では、より現実的な形状で規定されていますが、測量に基づく作成は非常に高価になるでしょう。例えば屋根は、ひとつひとつの面に分け、それぞれの境を図化し、そこから面をつくるといった、デジタル化の初期と全く同じ作業方法を取り入れざるを得ません。ここの部分の技術は、実用化のレベルには到底及ばないからです。
i地図通信111号では、三次元地形図の立体表現は、ちょっと情けないのですが、CGソフトで作ったがいいかも、という対話に落とし込まれました。
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