118 航空レーザ点群フィルタリングへのAI適用の効果は?

 深層学習といったAIを用いた処理は、写真や点群を取り扱う地形測量の分野とは相性がいいように思われます。

 写真測量学会の学会誌『写真測量とリモートセンシング』でも、本年の2号から4号で特集を組んでいますが、学術講演会での発表数には、驚くところがあります。

 航空レーザ点群のフィルタリングソフトは、2000年代から手続き型のプログラムによって開発が行われてきました。ただ、地形やその被覆は複雑で、完全な自動化は困難です。そのため自動と手動の組み合わせで行われているのが現状です。これをAIによって改善しようという測技協の第44回技術発表会での取り組みの発表を、i地図通信118号で配信しました。

 この取り組みは、航空レーザ点群の観測値に対する処理ではなく、手続き型プログラムによって処理したものに対して処理するものです。教師データが格段に減らせるのではないかと思われます。

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