148 地図印刷から学んだこと
地図印刷とは、ここでは二万五千分の一や五万分の一といった中縮尺図から小縮尺図の印刷をいいます。
地図印刷から学んだことが、大きくは二つあります。
ひとつは、書物や写真などの印刷に比べ、非常に細い線を表現しなければならないということです。
もうひとつは、江戸時代の地図印刷は、浮世絵師が担っていたということです。その印刷技術の高さは、浮世絵の細かい表現によって学ぶことができます。そして、名だたる浮世絵師が担っていたことを、印刷博物館で開催されている「地図と印刷」企画展で学ぶことができました。
i地図通信148号では、地図印刷の始まり(室町時代)から浮世絵師が地図印刷を担った時代の終わり(江戸時代)までの地図印刷と対話しました。
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