154 UAVレーザ観測値のフィルタリングは、航空レーザ観測値のフィルタリングと同じでいいのですか。
航空レーザ測量のフィルタリングは、大手航空会社が競って開発してきましたので、その方法は論文検索で知ることができます。日本測量協会編『作業規程の準則 解説と要領』で解説されている第439条(グラウンドデータの作成)でも知ることができます。
ただ、意図するしないにかかわらず航空レーザ測量システムの性能から、開発されたフィルタリングプログラムは、微地形の抽出を対象としてきました。つまり規模がおおよそ100m以上、1km未満のものです。
ところが、航空レーザ測量も似たところはありますが、UAVレーザ測量では結果的にはもっと細かく、人工地形を含む地形の観測が求められていて、これまでのフィルタリングプログラムでは対応できなくなっているのではないでしょうか。
地上レーザ測量では、ほぼ、自動的なフィルタリングは困難といえるかと思いますが、UAVレーザ測量は、地上レーザ測量と航空レーザ測量の中間に存在します。適用範囲も踏まえ、いちから考えなければならないのではないでしょうか。
i地図通信154号では、空中からのレーザ観測のためのフィルタリングと対話しました。
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