160 SfMの長所は精度の概念を持たないこと!
写真測量の適用分野は、航空写真測量(地形図作成)ですが、撮影に関する制約は自ずと決められてきます。そして、この制約は、精度を確保するために理想的なものでした。
一方、この制約を地上写真測量に適用するには、さまざまな課題が発生し、地上写真測量で事業として成り立っているのは、交通事故や埋蔵文化財といった限られた分野ではないでしょうか。
この制約は、測定精度を確保するためのものです。この制約を取り除けば、適用分野が格段に広がるのを示したのがSfMでした。
SfMを写真測量と呼ぶべきか三次元形状復元と呼ぶか、悩ましいところですが、写真測量のさまざまな制約を取り除いて、写真の活用分野を格段に広げたのがSfMであることは間違いありません。
i地図通信160号では、さまざまなプラットフォームから撮影された写真を用いた三次元形状復元と対話しました。課題は当然ありますが、いずれも解決は、それほど難しいものではなさそうです。
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