189 三次元点群データって何?

  3次元点群データとは、具体的には何でしょうか。

 これまで、DTMとDSMはありました。

 DTMは、Digital Terrain Modelの略で、地表面上の地形(高さ)表現である数値地形モデルです。空中写真測量での図化で整備されることが想定されたものです。

 DSMは、Digital Surface Modelの略で、地表の表層、建物の屋根や樹木の樹幹などの数値表層モデルです。空中写真測量での自動標高抽出(ステレオマッチング)で整備されることを想定されたものです。

 3次元点群データは、レーザスキャナの普及にともなって登場した表現で、家の壁や樹木の樹幹といった、DTMとDSMの中間のデータを含まれます。新しい用語が必要だったことが分かります。

 ただ、公共測量では、中間や表層のデータは成果となっていず、DTMと同じ扱いです。したがって、公共測量標準図式にしたがえば、次のような分類となるのではないでしょうか。 


 i地図通信189号では、三次元点群データの定義と対話しました。

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