217 オリジナルデータと空中写真
「オリジナルデータ」が何を意味しているのか、分かりづらいですよね。
公共測量でいえば、調整済みのレーザによる観測値となります。
でも、調整ってどんなことですか。何か、ネジを締めるような印象を受けます。古くからの測量でいえば、調整は標定に当たります。標定は、標石といった標しを基準に位置を定めることをいいます。
なお、標の字は、測量では標定図、標定点、標尺、標高、標定要素といった使われ方もします。
レーザによる観測値とは、何ですか。従来の観測位置を決めて測っていたのに対し、とにかく網羅的に高密度に観測した値です。途轍もなくたくさん観測するので、地形や地物を視覚化できます。
このようなオリジナルデータは、空中写真の進化版と考えると理解しやすくなります。
i地図通信217号では、小縮尺地図情報レベルの地形図作成で、水平分割の役割を担うようになったUAVレーザ測量で作成されるオリジナルデータについて、空中写真と対比しながら対話しました。
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