232 IMUがUAVレーザ測量の精度を支配する。

 UAVレーザ測量システムの性能にもっとも影響を与えるのは、IMUです。ただ、測量業界はIMUに関する知識が不足しているのではないでしょうか。

 東京航空計測株式会社のHP(https://www.tkk-air.co.jp/aerospace/inertial-sensor.html)に興味深い図を見つけました。IMUを構成するセンサーのひとつであるジャイロセンサの実現精度と適用領域の関係を表したものです。その図によると、性能が高い方から、

  • 慣性航法用:RLG、FOG
  • 姿勢・方位計測用:RLG、FOG、MEMS
  • 姿勢計測用:FOG、MEMS
  • 動揺計測用:FOG、MEMS

 これによると、UAVレーザ測量システムに使用できるのは、RLGかFOGになります。ただ、MEMSも使用されていて、一概には言えないでしょうが、RLG、FOG、MEMSの順に精度が低下するのは、購入する際の参考になるかもしれません。

 i地図通信232号では、空中写真測量や空中レーザ測量に使用されるIMUとの対話を配信しました。

RLG: Ring-Laser Gyro,  FOG: Fiber-Optic Gyro, MEMS: Micro Electro Mechanical Systems


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